本校のSSH研究活動の様子をお知らせします。 | |
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2015/3/21 | 平成26年度北東アジア環境・エネルギーシンポジウム |
2015/2/12, 3/5 | 平成26年度 1年科目SS 探究活動報告 |
2015/2/24 | 平成26年度 SSH研究成果発表会 |
2015/1/24~1/25 | 東北地区SSH指定校発表会 |
2015/1/6~1/10 | SSH台湾海外研修 |
2014/11/16 | 福島県高等学校生徒理科研究発表会出場 |
2014/11/14 | 台湾国立高級中学の生徒との交流会 |
2014/11/8~11/9 | パソコン甲子園2014本選出場 |
2014/10/23 | エッグドロップコンテスト |
2014/10/9 | SSH先端企業訪問(会津オリンパス株式会社会津工場) |
2014/6/19 ~ 10/2 | 科学について考える(エア研究とポスター発表) |
2014/8/21 | 高校生のための放射線実習セミナー |
2014/8/6~7 | SSH全国生徒研究発表会及び日本科学未来館研修 |
2014/7/28~30 | 第38回全国高等学校総合文化祭 自然科学部門に参加 |
2014/6/8 | 野外研修(森林・生物多様性) |
2014/4/24 2014/5/8 2014/5/15 |
水に関する講義(化学・生物・地学) |
2014/4/19 | 理化学研究所(和光地区)一般公開 訪問 |
2014/4/11 | SSHガイダンス |
日 時 : 平成27年3月21日(土)
場 所 : 新潟ユニゾンプラザ(主催 新潟県立新潟南高等学校)
対象生徒 : 高校2年生 科目SS選択者 3名
新潟ユニゾンプラザで開催されました「平成26年度北東アジア環境・エネルギーシンポジウム」に、科目SS選択者である高校2年生3名が参加してきました。このシンポジウムは、北東アジア地域(ロシア、中国、韓国、新潟県、山形県、福島県)の高校生が集まり、環境やエネルギーに関する各自の研究成果を英語で発表し、環境やエネルギーに関して議論や意見交換を英語で行うシンポジウムです。司会から講演会まですべて英語で行われました。
本校生徒は、口頭での研究発表、ポスター発表、パネルディスカッションに参加しました。口頭発表では、土湯温泉における地熱発電に関する研究発表を英語で行いました。発表後には英語でいくつか質問が
ありましたが、丁寧に英語でしっかりと答えていました。ポスター発表、パネルディスカッションでも積極的に意見をし、聴衆の注目を多いに集めるとともに、英語を使って自分たちの意見を理解してもらおうという
積極性が非常に見られました。このシンポジウムに参加したことで、北東アジアの同年代の生徒たちと英語をツールに議論していけるという手応えをつかむことができたようです。また、シンポジウム参加後はグローバル
社会へ参画していこうとする意欲向上が見られました。
本校は、このシンポジウムに今年で4回目の参加となります。毎年、このような貴重な機会を与えていただきました新潟南高等学校の皆様に、この場をお借りしまして深く御礼申し上げます。
口頭発表 |
ポスター発表の様子 |
パネルディスカッション |
集合写真 |
日 時 : 平成27年2月12日(木)、3月5日(木)
場 所 : 本校
対象生徒 : 1年科目SS選択者
1年生の探究活動発表を2月12日(木)と3月5日(木)の2回にわたって実施し、3月19日(木)に表彰式を行いました。結果と発表内容は以下の通りです。
◆ベストプレゼンテーション賞 …… 光合成色素、重力加速度(同点)
◆プレゼンテーション賞 …… 火山灰
◆審査員特別賞 …… 交感神経、サイコロ
みなさんお疲れさまでした。
<化学班>中和滴定 |
<生物班>交感神経 |
<地学班>火山灰 |
<情報班>エクセルで波 |
<情報班>サイコロ |
<物理班>静止摩擦係数 |
<生物班>光合成色素 |
<地学班>火山灰 |
<数学班>折り紙で数学 |
<英語班>重力加速度 |
日 時 : 平成27年2月24日(火)
場 所 : 本校
対象生徒 : 1・2年科目SS選択者及びSSH探究部、参観生徒(中学3年・高校1・2年全員)
第一体育館にて、本校の科目SSを選択している生徒とSSH探究部による1年間の研究成果発表会を行いました。
口頭発表は物理・化学・生物・地学・探究部の5つを行いました。また、ポスター発表では、研究を行ったすべてのグループがポスターを校舎内の各教室に貼り、参観者はスタンプラリー形式で見てまわりました。口頭、ポスター発表ともに、発表生徒も参観生徒も意欲的に取り組んでいました。
【口頭発表】
・メガソーラーによる発電効率の向上
~自然の水を利用してエネルギーのさらなる回収はできるか~
・ニンニクは10:30に分裂するのか ~野菜栽培工場の最適化を目指して~
・ミミズの分布調査 ~ミミズと耐水性団粒の相関~
・扇風機による強制対流実験 ~最上階を涼しくする~
・バイオエタノール生成のための最適環境に関する研究
SSH関係の活動報告もあり、SSHの内容を来賓の方や保護者の方にも知ってもらう貴重な時間となりました。
【口頭発表の様子】 |
【ポスター発表の様子】 |
日 時 : 平成27年1月24日(土)、25日(日)
場 所 : 岩手県花巻温泉(岩手県花巻市湯本)
対象生徒 : 高等学校2年 科目SS選択者及びSSH探究部員 2名
東北地区のSSH指定17校の代表281名が集合して、口頭17件、ポスター43件の発表会を行いました。本校からは、口頭1件、ポスター2件で参加しました。
【口頭発表】
・会津メダカから見る遺伝的攪乱の研究~ご当地メダカを守れ~
【ポスター発表】
・会津メダカから見る遺伝的攪乱の研究~ご当地メダカを守れ~
・メガソーラー発電の発電効率向上の研究
1日目には口頭、2日目にはポスター発表が行われました。参加生徒は、学校代表として自分たちの研究の成果がより良く伝えられるよう前日の遅くまで改良を重ねて練習に取り組んでいました。当日の発表でも、質問やアドバイスの対応を通して、理解をより深めていたようです。
また、1日目夜の生徒交流会では、静岡大学の?元新一郎教授による「統計に関するワークショップ」が行われました。実験データを処理していく中で、因果関係を正しく理解して相関をみていくことの大切さについて学ぶことができました。その後は、生徒が互いの研究に関して教授を交えてディスカッションをする時間も設けられ、2日間にわたる大変内容の濃い発表会となりました。
【口頭発表】 |
【交流会】 |
【ポスター発表】 |
日 時 : 平成27年1月6日(火)~10日(土)
場 所 : 台湾
対象生徒 : 高等学校2年 科目SS選択者のうち希望者 19名
国際化・情報化社会の中で活躍できる科学技術者の育成を目的として, 今年度もSSH台湾海外研修を行いました。
日付 | 研修内容 | 学んだこと |
1月7日 | 【企業研修】 新竹サイエンスパーク科技生活館・ 祥儀ロボット工場研修 |
科学技術を支える経済発展の原理と仕組みを学び, また最新の科学技術製品を見学・体験した。 |
【自然環境研修】関渡自然公園研修 | 台湾における環境に対する考え方, 環境保護活動を学んだ。 | |
1月8日 | 【高校交流】国立建國高級中学との 科学・英語交流 |
現地の高校生と英語での科学交流やフリーディスカッションを行った。国際社会で通用するコミュニケーション能力とそれを獲得しようとする意欲が向上した。 |
1月9日 | 交流協会台北事務所研修 | 現在の台日関係や台湾情勢についてくわしく知ることができた。 |
【大学研修】国立台湾大学研修 | 大学での研究の講義や研究室訪問を通じて, 大学の最先端科学を学ぶことができた。 | |
国立台湾科学教育館研修 | 生命科学・物質科学・応用化学という3つの分野を体験型のアトラクションを通して学んだ。 | |
【企業研修】台湾人社長の講話 | グローバル企業で働く社長の講話から, 世界で通用するために必要な能力とは何かを学んだ。 |
建国高級中学の高校生との交流では, 台湾の学生の積極性や英語力の高さを肌で感じ, 危機感を感じたようです。また, 建国高級中学との英語の研究発表で英語によるコミュニケーションの重要性に気づき,
一方で手応えも感じたようです。これらの体験により, 生徒たちは日々の学習の意味と大切さに気づき,国際化・情報化社会の中で活躍するための能力の向上,
またそれらを獲得しようとする意欲の向上に今後もつながっていくと思われます。
【生徒の感想】
今回の研修を通して, 国際社会を身近に感じることができました。これから国際社会で活躍する人になるためにどうしていかなければならないのか, ということを考えるきっかけになりました。(高校2年 SSH選択生徒)
私たちは異文化を実際に肌で感じることで, 普段当たり前だと思っていたことが当たり前ではないのだと驚くことがたくさんありました。また, 英語力の未熟さを知り,
英語を学ぶことへの意欲が増したと思います。この研修は, 日本では経験することができない多くの貴重な経験をすることができ, 本当に充実したものとなりました。(高校2年 SSH選択生徒)
【新竹サイエンスパーク 科技生活館研修】 |
【ロボット工場見学】 |
【関渡自然公園研修】 |
【台湾科学教育館研修】 |
【建国高級中学との交流①】 |
【建国高級中学との交流②】 |
【台湾大学研修】 |
【台湾人社長の講話】 |
日 時 : 平成26年11月16日(日)
場 所 : 福島県立医科大学
対象生徒 : 2年科目SS選択者及び1年SSH探究部員 50名
本校からは物理・地学部門5件、化学部門2件、生物部門8件の合計15件、生徒50名が参加しました。各部門ごとに3つの会場に分かれ、今年度の当初から取り組んできた課題研究について、口頭発表及び一部の班はポスター発表も行いました。各班とも、11月9日(日)に行われた会津支部の生徒理科研究発表会での経験や、先生方からの指摘をもとに発表内容やプレゼンの方法にさらに磨きをかけ、素晴らしい発表を行うことができました。結果は以下のとおりです。
○ 物理部門最優秀賞・ポスター部門優良賞
「メガソーラーによる発電効率の向上」
○ 化学部門最優秀賞
「バイオエタノール生成のための最適環境に関する研究」
○ 生物部門最優秀賞 「ニンニクは10:30に分裂するのか?」
○ 生物部門優秀賞 「アブラナ科植物の耐塩性に関する研究」
○ ポスター部門優秀賞
「起き上がり小法師をより起き上がらせるために(完結編)」
○ 生物部門優良賞 「会津メダカから見る遺伝的撹乱の研究」
○ 生物部門優良賞 「腸まで届くか?!会津の乳酸菌パワー」
なお、物理・化学・生物部門で最優秀賞となった3つの班は、来年度の全国総文祭へ、福島県代表として出場します。
日 時 : 平成26年11月14日(金)
場 所 : 会津学鳳高等学校
対象生徒 : 高校2年生SSHコース生徒 50名
台湾の国立高級中学8校の高校生32名が本校を訪問し、高校2年の「スーパーサイエンス」の授業で、英語による交流会を行いました。
まず、歓迎式を行って本校校長と旅行団団長とが互いに挨拶を交わした後、校舎内を案内しながら中学校と高校の授業の様子を視察してもらい、本校の教育システムを説明しながら来校した生徒たちに、日本と台湾の教育システムの違いについての見識を深めていただきました。
次に、高校2年SSHコース生徒と台湾の高校生との交流会を行いました。本校の房君と松本君が中国語と英語で歓迎の言葉を述べた後、会津の民芸品「起き上がり小坊師」などの記念品を渡し、本校の佐藤さんと梁田さんがプレゼンテーションソフトを用いて本校の歴史と学校の様子を英語で説明しました。続いて、本校生徒と台湾の生徒がグループとなって自己紹介や両国の文化や教育についての英語によるディスカッションをした後、図形や数式に関する英語のゲームを行いました。会の最後には、来校された8校の台湾の学校から多大なる記念品をいただき、拍手とともに閉会しました。
参加した両国の生徒たちからは、「もっと交流したかった」「普段経験できない貴重な機会であった」「英語の大切さを再認識した」などの感想が聴かれました。
【歓迎式の様子】 |
【校長挨拶】 |
【授業見学】 |
【歓迎の言葉】 |
【記念品贈呈】 |
【学校紹介】 |
【英語での交流】 |
【英語ゲーム】 |
日 時 : 平成26年11月8日(土)~9日(日)
場 所 : 会津大学
対象生徒 : SSH探究部 情報班 5名
9月13日(土)
オンライン上にてプログラミング部門の予選が行われました。全国から622チームが、本選出場枠である20チームに勝ち残るために戦いました。本校からは3チームが参戦しました。そのうち1チームが予選を勝ち抜き、本選出場権を得ました。
モバイル部門は全国から35チームが参加し、本選出場枠である8チームに残るために企画力を競いました。本校からは1チームが参加し、予選を勝ち抜き、本選出場権を得ました。
11月8日(土) プログラミング部門 本選
予選を勝ち抜いた20チームが一堂に会し、2人1チームで1台のパソコンを使い、制限時間内に問題に対する解答プログラムを作成し、得点形式で競いました。
4時間にも及ぶ激闘を終えた本校生徒たちでしたが、残念ながら上位入賞を果たすことはできませんでした。
11月9日(日) モバイル部門 本選
3名以内で構成された各チームが、会場にて審査委員や一般の観客を前に、制限時間5分間でプレゼンテーションを行いました。Android搭載のスマートフォンを対象に、テーマである「チャレンジ!!~苦手を得意にするアプリ~」に基づいた”夢のある”アプリを企画・開発した成果を発表してきた本校生徒たちでしたが、残念ながら上位入賞を果たすことはできませんでした。
3年生はこれが最後の大会でしたが、「3年間の集大成をぶつけてきたので悔いはない。来年は後輩たちが雪辱を果たしてくれるはず」と、満足げな様子でした。
【予選の様子①】 |
【予選の様子②】 |
【選手宣誓を行う本校生】 |
【プログラミング部門 本選】 |
【モバイル部門 本選①】 |
【モバイル部門 本選②】 |
【会場入り口にて】 |
日 時 : 平成26年10月23日(木)6、7校時
場 所 : 本校3階図書室の窓から落下
対象生徒 : 高校1年生 科目SS選択者 41名
「画用紙2枚」と「のり」、「はさみ」だけで作った機体の中に生卵を入れ、3階の窓から落下させる。エッグドロップコンテストを開催しました。
競技ルールは、地面に到達する時間が短いほど、地面に置いた的に近いほど高得点になります。生卵が割れないのはもちろん、ひびが入ってもいけません。また、本番の競技結果ばかりでなく、競技直前のアピールタイムの成績、競技後の論文の出来を含め総合点で優勝チームが決定します。
コンテスト当日はあいにく風があり、風にあおられて校舎の壁に激突したり、ネットに機体の一部がひっかかったものなど様々でしたが、結局17班中、生卵が無事だったのは7班でした。
優勝は1班、2位は9班、3位は8班、特別賞は10班でした。
【1班(優勝)】 |
【2班】 |
【3班】 |
【4班】 |
【5班】 |
【6班】 |
【7班】 |
【8班(3位)】 |
【9班(2位)】 |
【10班(特別賞)】 |
【11班】 |
【12班】 |
【13班】 |
【14班】 |
日 時 : 平成26年10月9日(木)
場 所 : 会津オリンパス株式会社会津工場
対象生徒 : 高校1年生 科目SS選択者 41名
最先端の科学技術を応用して内視鏡を開発・製造している世界トップ企業であり地元企業である会津オリンパス㈱会津工場において、研修をさせていただきました。
研修は、内視鏡の原理・歴史、光学の基礎の講義、内視鏡の操作体験、ショールーム見学、工場見学という内容でした。内視鏡の操作体験では、実際に操作したことで、内視鏡という最先端技術に触れ科学技術の素晴らしさを実感できたたけでなく、検査のみならず治療までできるという科学技術が世の中の役に立っていることを実感できました。また、工場見学をしたことで、このような最先端のものを作製する行程もより理解でき、科学技術への興味関心が非常に高まり、日々の勉強の大切さにも気づいたようです。
生徒の事後アンケートには、「体の中で悪いものを見つけたらその場で切り取れることに驚いた」「生産ラインでの作業がとても緻密」「今の勉強が将来につながることが見えた!」「日本の技術の素晴らしさを実感。私もいろいろな角度から関わりたい」「スキル格付けランクは面白い」「オリンパスが地元企業で嬉しい」「道具で道具を作ることに驚いた」「掘削機械で実際に研磨しているところがみたい」とあり、生徒たちにとって多くのサプライズがあり、彼らの知的好奇心を大いに刺激し、日々の学習意欲まで高めたようです。
【講義の様子】 |
【内視鏡体験の様子1】 |
【内視鏡体験の様子2】 |
日 時 : 平成26年6月19日(木)~10月2日(木)計6時間
場 所 : 本校講義室1
対象生徒 : 高校1年生 科目SS選択者 41名
他の科学者が行った研究結果を、生徒たちがストーリーを再構築して、ポスター形式で発表する企画です(エア研究)。研究の一連の流れ(仮説→検証など)を理解し、発表スキル(ポスター作成・発表)を向上させ、科学的リテラシー・科学的コミュニケーション能力の育成を行います。
6月19日(木)~7月10日(木)の3時間で生徒たちは、他の研究者の研究結果を入手し、「背景、仮説、実験方法、結果、考察、結論、今後の展望」という形にまとめ、研究の課程を調査しながら、ポスター作成を行いました。8月7日(木)には、パシフィコ横浜で行われたSSH全国生徒研究発表で全国レベルのポスターを見学し、ポスター発表を実際に見て学んできました。9月11日(木)には、この経験を生かしてポスターを完成し、9月25日(木)にはポスター発表会を行いました。10月2日(木)には表彰式を行い、「氷床コアから地球環境を探る(地学分野)」と「オノマトペン(情報分野)」の発表を行った班がベストポスター賞として表彰されました。
どの発表にも、研究をわかりやすく伝えようと「ストーリー構成」「ポスターのレイアウト」「発表会当日での発表の仕方」に数多くの工夫が見られました。また、当日の発表会での難しい質問にもしっかりと丁寧に受け答えをしていました。生徒たちはこの企画を通して、科学的リテラシー・科学的コミュニケーション能力の育成もで、さらに来年度に行う課題研究にむけての準備もできたと思われます。
【ポスター発表の様子1】 |
【ポスター発表の様子2】 |
【ポスター発表の様子3】 |
【ポスター発表の様子4】 |
【ポスター発表の様子5】 |
【ポスター発表の様子6】 |
【表彰式の様子1】 |
【表彰式の様子2】 |
日 時 : 平成26年8月21日(木)
場 所 : 本校LL教室1、本校理科実験室1
対象生徒 : 高校1年生 科目SS選択者 41名
東北大学工学研究科量子エネルギー工学専攻の長谷川晃教授を講師として放射線実習セミナーを行いました。講義では、放射線とは何かということを原子核のレベルまで踏み込んだ観点から講義していただきました。また講義では、放射線の身近な利用例までを詳しく解説していただきました。実験実習では、霧箱を用いて放射線の軌跡を観察し、また、固形化されたCs137線源からのガンマ線が距離の二乗の逆数に比例して減衰していくことを定量的に観測しました。
生徒達のアンケートでは、「霧箱では予想以上に線が見えて面白かった」「半減期について理解が深まった」「ベクレル、グレイ、シーベルトの違いがようやくわかった」など非常に有意義なセミナーとなりました。
放射線に関して、正しい知識を身に付け、正しく判断し行動するという目標は達成できたように思います。
日 時 : 平成26年8月6日(水)、7日(木)
場 所 : パシフィコ横浜、日本科学未来館
対象生徒 :科目SS選択者3年生物理班3名(研究発表)
科目SS選択者2年生 39名(研究発表会研修)
科目SS選択者1年生 32名(研究発表会研修及び日本科学未来館研修)
・3年生物理班 3名
SSH全国生徒研究発表会にて、「起き上がり小坊師をより起き上がらせるために」の課題研究のポスター発表をしてきました。ポスター見学や説明を求めて次々と訪れる聴衆に、重心測定の実演を交えたりするなど工夫しながら一人一人に丁寧に説明を行っていました。
・2年生 39名
1日目は、生徒たちの目線で「良いポスター」、「良いポスター発表の仕方」とはどのようなものかを考えながらポスター見学を行いました。夜の研修会では、グループに分かれて「良いポスター」「良いポスター発表の仕方」について意見を交換し合い、まとめた上で発表を行いました。発表の際には1年生にも混ざってもらいました。生徒たちは皆、真剣に議論し、発表では、自分たちの班で出た意見に足りない部分を他の班から真摯に学ぼうとしている様子でした。2日目は全国で選りすぐりの高校による口頭発表を見学した後、昨晩の研修会での活動を活かし、ポスター発表見学を行いました。生徒たちはこの2日間の研修を通して、自分たちが現在行っている課題研究へのモチベーションアップを行うことができたようでした。
・1年生 32名
1日目は、最先端の科学技術に触れることを目的として、東京の日本科学未来館において研修を実施しました。生徒は日本の最先端の科学技術についての展示見学や、体験型のイベントへの参加、また、スタッフへの積極的な質問を行い、科学に関する知見を深めていました。この日の夜の研修会においては、日本科学未来館での研修内容についての口頭発表を行い、研修で得たことを互いに共有することができました。2日目は、パシフィコ横浜で行われたSSH生徒研究発表会において研修を行いました。全国のSSH指定校の生徒によるポスター発表や口頭発表を見学し、生徒たちは研究内容や発表の素晴らしさに刺激を受け、自分たちが今後行う課題研究に、より一層意欲を高めることができました。
3年生の発表ブース |
来場者に説明する様子 |
たくさんのグッジョブシール |
夜の研修会の様子1 |
口頭発表会場にて |
夜の研修会の様子2 |
日本科学未来館にて |
夜の研修会の様子3 |
日 時 : 平成26年7月28日(月)~30日(水)
場 所 : つくば国際会議場
対象生徒 : 高校3年生 科目SS選択者 物理班3名
全国総文祭 自然科学部門 物理部門の福島県代表として、「起き上がり小坊師をより起き上がらせるために」を発表してきました。
全国総文祭自然科学部門では、物理・化学・生物・地学部門の口頭発表・ポスター発表に加えて、宇宙飛行士の古川聡先生の記念講演や生徒交流会、サイエンスカフェで科学者と少人数での交流ができたり、インテル社企業訪問もでき、科学に関して知見を深める非常により機会となりました。
日 時 : 平成26年6月8日(日)
場 所 : 「癒しの森」(只見町布沢)、「あがりこの森」(只見町蒲生)
対象生徒 : 高校1年生 科目SS選択生徒41名
日本最大の自然保護林のある只見町の「ブナ林」の生態系とその保全と持続可能な利活用について、体験学習をしてきました。
5月29日に、「只見の自然に学ぶ会」代表の 新国勇 氏に只見町のブナ林(生態系と持続可能性など)についての講義を受け、事前に学習しました。
当日は、朝の出発時から小雨模様の天候でしたが、1日の研修には支障がありませんでした。静寂の中で新緑いっぱいの山々を眺めながらの昼食は、生徒達も心身ともに満足そうでした。
「癒しの森」では、これまでこのような林には入った経験のなかった生徒達は、足裏の地面の特有な感触やほのかに流れる森林の香り、異様に曲がった木々、大きなギャップに見られる数百年の木々の世代交代など、五感で自然林を体験し、感嘆の声で話し合ったり、初めての経験を夢中で記録していました。
「あがりこの森」では、ブナの奇木や炭焼きの穴跡などを観察し、ブナの木と人々の自然の持続可能な利活用との調和について実感しました。
この研修をとおして、日本一の規模と原始性がみられる只見のブナ林が「ユネスコエコパーク」に選定された理由を科学的に理解することができ、また、この豊かな会津の自然を見直す良い機会になったと思います。
【癒しの森にて】 |
【倒木によるギャップ】 |
【あがりこの森にて】 |
【説明を受けている様子】 |
日 時 : 平成26年4月24日(木)、5月8日(木)、5月15日(木)
場 所 : 本校 理科実験室1
対象生徒 : 高校1年生 科目SS選択希望者
物事を科学的にかつ多面的にとらえる姿勢を養う目的で, 「水」を化学的・生物学的・地学的側面という複数の視点から, 観察実験を通して学習を行いました。
○化学的側面 | 水の分子構造, 極性, 水素結合といった微視的な視点での水の構造を学習した後、水の物性や化学的性質について学習した。 |
○生物学的側面 | 水辺の植物や干潟の生物がどのように水を浄化するか学習し, 実際にアサリが水を浄化する様子を観察した。 |
○地学的側面 | 地球の水の総量と利用可能な水量がどれくらいかを学習し,地球の全水量を1Lとした場合の利用可能な水量を,マイクロピペットを使用して実際にはかりとり観察をした。 |
【化学的側面の講義】 |
【生物学的側面の講義】 |
【生物学的側面】 (アサリが水を浄化した様子) |
【地学的側面の講義】 |
【地学的側面】 (地球の全水量を1Lとしたときの利用可能な水) |
日 時 : 平成26年4月19日(土)
場 所 : 独立行政法人 理化学研究所
対象生徒 : 高校2年生、高校1年生 科目SS選択希望者
日本における唯一の自然科学の総合研究所である理化学研究所の一般公開に参加をしてきました。この一般公開は、研究所の研究成果を知ったり、研究施設に触れられる良い機会です。スーパーコンピューター京、iPS細胞、3Dプリンタ、113番目元素ジャポニウム、スピンゼーベック素子など、生徒達は積極的に各研究室をまわり熱心に説明を聞く様子が見てとれました。感想の中にも、「科学の必要性や科学が今の現代社会を支え発展させていると実感できた」「規模が大きくて驚いた」「蛍光物質の実験で基本的な原理がよくわかった」「これからのSSH活動が楽しみ」とあり、科学への興味関心がますます高まったようです。
日 時 : 平成26年4月11日(金) 7校時
場 所 : 本校 大講義室
対象生徒 : 高校1年生 243名
高等学校の新入生に対して, SSHについての説明会を実施しました。
1.SSHの概要について(本校教頭より)
2.昨年度のSSH成果発表
(1)課題研究「植物の体細胞分裂に関する研究」
~ニンニクは10:30に分裂するのか~
(2)台湾海外研修報告
ガイダンス後、 新入生に今後2年間の科目「SS(スーパーサイエンス)」を選択するか希望をとり、 41名の生徒が希望しました。そのため, 今年度は, 新2年生の50名と合わせ、 計91名が科目SSの選択者となりました。
【ガイダンスの様子①】 |
【ガイダンスの様子②】 |
【ガイダンスの様子③】 |
【ガイダンスの様子④】 |